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2022.1.6 | カテゴリ:ブログ

それぞれの育ち方


こんばんは。
サイモントン療法認定カウンセラーの佐藤三佳です。
札幌は、雪の少ない12月でした。
が・・・
ホワイトクリスマスを迎えた後も
雪が降り続け、
年末も年始も「大雪警報」がでるほど、
雪が降り続けました。
 
 
2022年、始まりました。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
みなさまはどんな新年を迎えられたでしょうか。
 
年末に、甥っ子家族と
姪っ子家族が帰省しました。
 
姪っ子は、1歳3ヶ月の息子を連れて、
甥っ子は、1歳0ヶ月の娘を連れて、
姉の家に帰省していました。
母にとって、曾孫にあたるこの二人は、
初対面をしたのでした。
 
普段から近所の子ども達との交流が多い
女の子の方は、
人見知りはなく、愛想も良く、
ニコニコと手を振ったり、
声を出したり・・・
そして、よく食べます。
 
一方、近所に子どもが居らず、
遊び相手は、母と父という
男の子の方は、
人見知りがあり、
母親の姿が見えなくなると、
不安で泣きながら探しまわり、
母親は「トイレにもいけない」ほどでした。
 
その二人が、
お互いどんな反応をするのか、
周りの大人達も、興味をもって見守りました。
 
1歳3ヶ月の男の子は、
歩くどころか、すでに走ることもできるほどの
歩行は安定しています。
片手に、おもちゃを持って、
従妹に渡そうとするのですが、
彼女は見向きもしません。
伝い歩きの動線にいる従兄を
押しのけながら、我が道を行きます。
彼は彼で、
押しのけられても、
お構いなしのようです。
 
喧嘩になるわけでもなく、
お互い我が道を行く姿に、
性格は明らかに違うのに
どちらも、自分が一番なのが
なんだか面白い光景でした。
 
同じおもちゃで遊ぼうとしたときに
男の子が女の子を制し、
その手が顔の目の辺りに触れました。
周りの大人達から、
「目はダメよ。あぶないからね」と
言われた男の子は、
一瞬の静寂の後に、号泣でした。
床に頭を打ち付けるように
泣くのです。
その姿を、女の子が冷静に眺めます。
(まさしく眺めるのです)
「なんで泣いてるの~」
とでも言うように。
 
逆も然りで、
女の子が、意志が通らなくて
大声で泣き出すと、
それをまた冷静に男の子が眺めるのです。
 
2人の攻防で一番面白かったのは、
2人共が大好きなミカンを食べた時でした。
ミカンを食べている、
曾おばあちゃんのそばに行き、
「ちょうだい」とでも言うように
大きな声でアピールする女の子。
何とか、ミカンをもらいたい男の子・・・
普段は争わなくても、
母親からミカンがもらえる環境なのでしょう。
 
伝い歩き状態の女の子は
ちょっと離れたところから声でアピール。
歩行安定の男の子は、
自分の身体を曾おばあちゃんの膝につけて
ピタリと立ちました。
女の子は・・・
ミカンが欲しくて、男の子を押しました。
 
ケガさえなければ、
子ども同士の世界を経験するほうが
よいのでしょう。
 
この数日間、いつもと違う環境にいて、
お互いが、お互いの様子をうかがいながら
影響を与え合って、
それぞれが成長したように思いました。
 
他のママでも平気な女の子と
自分のママの膝にのっている女の子を
おろしたい男の子。
この先、成長していく2人がとても楽しみです。

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