佐藤三佳公式サイト

2016.11.11 | カテゴリ:ブログ

『感謝』の伝え方

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おはようございます。
札幌在住、認定カウンセラーの佐藤三佳です。
今年の北海道は、日本ハムファイターズの快進撃に
多いに盛り上がりました。
日本一を決めて、大興奮した夜、
外に出てみると、空から雪が降ってきていました。
優勝パレードの時に舞う紙吹雪みたいだな、
そんなことを思っていました。
札幌は、もう冬を迎えています。
長くて厳しい雪の季節の始まりです。
 
もう少し違った見方ができたらいいのに
そんな風に感じることが、最近ありました。
 
不健全な言葉を多く使う人がいます。
私はつい、健全な言葉に言い換えるのですが、
ネガティブな考え方を「変えられない」
「しかたない」とあきらめている様子もみられます。
 
お子さんが二人、夫婦共働きのご主人です。
忙しく働きながら、家の事もいろいろやっていて、
朝ごはんを作ったり、保育園の送迎に、洗濯に・・・
よくやっているよなぁ・・・感心してしまいます。
なんて家族想いの旦那さんなんでしょう、と思うのですが、
なぜか、ネガティブな発言に変わっていってしまいます。
 
「家の事をやるのは当然だよ。
共働きだと奥さんのほうが忙しいことが多いと思う。
毎日、奥さんすごいなって思う。
だから、自分が家事を手伝うのはあたり前のことでしょう。」
とここまでは、素晴らしいご主人でした。
 
「仕事が忙しくなると、家の事できないから、
結局、文句ばかり言われるんだ。
残業してたら、なんでこんなに遅いのって言われるし。
なのに、給料安いから、奥さんは働かなければならないし。
だから、僕は大変なんだ。」
なんだか残念な感じがします。
 
よくやっている事は当たり前で、
できない時には文句を言われる、
やってられない・・・そんな気持ちが見え隠れします。
「よくやっているね」と、
たまには奥さんに褒められたいのでしょうねぇ。
 
そこでちょっと質問してみました。
すごいなって思う奥さんに「いつもありがとう」って、
言ったことがありますか?
 
彼は言葉に詰まってしまいました。
彼もまた、奥さんの忙しいのは、当たり前だと
思っていたのかもしれません。
 
当たり前のことなんてあるのでしょうか。
当たり前に事が進むように、
みんなが少しずつ努力しているのかもしれません。
 
まずは、素直に感謝を伝えてみることをすすめてみました。
でも、なかなか言えません。
感謝を伝える方法は、言葉以外にもきっとあります。
今言えなくても、言えるタイミングはきっとやってきます。
 
素直になれないその裏側に、
「忙しすぎる」という大きなストレスがかかっています。
ストレスがかかっているという部分に
目が行き過ぎてしまうと、
自分の喜びや嬉しい事には目を逸らしてしまいがちです。
 
「忙しすぎる」・・・やらなければならないことが多すぎる、
たまには、やりたいことを優先させてみましょう。
余裕がない時には、喜びを感じられなかったり、
幸せを感じることができなかったりします。
少し余裕をもって過ごしていたいものです。
大切な人に、わかってもらいたい人に、
たまには褒めてもらえたら、
きっと、良い気分を味わえるでしょう。
 
一番近くにいる家族へ素直に感謝を伝えるのは
なかなか難しいです。
私も一緒に暮らす母に、
なかなか感謝を伝えることができていません。
 
『人の振り見て我が振り直せ』
他人のやっている動作や態度で好ましくないと
感じたら、その相手をとがめる前に、
自分は他人に対して同じようなことをしていないか、
他人の行動を自分のこととして省みなければならない。
 
素直に感謝を伝えること、
それができたら、回りまわって、
きっと自分にも喜びが訪れる、そんな気がします。
時々、母に感謝を伝えようと思いました。

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