佐藤三佳公式サイト

2015.4.25 | カテゴリ:ブログ

4月になると思い出す・・・

うめ
こんばんは。
札幌在住、サイモントン療法
認定カウンセラーの佐藤三佳です。
このサイトにアクセスしていただき、
ありがとうございます。
 
札幌にも、桜の便りが届きました。
桜と一緒に、梅も桃も・・・
北海道にはお花がいっぺんに
咲き始めます。
さわやかな、とても良い季節の
到来です。
 
もうすぐ4月が終わろうとしていますが・・・
4月になると思い出すのは、
2006年に父が倒れた時のことです。
 
父が倒れた日、
私は、伊豆で
サイモントン療法の6daysに
初参加していました。
サイモントン療法を知ってから、
すでに4~5年経過していました。
 
その頃の私は、
小さなサロンの責任者を
任されていました。
そのサロンを閉めることになり
一緒に働いていた従業員二人に
申し訳ないと
何もできない自分を
責め続けていました。
 
そんな私の姿を見かねて、
北海道から伊豆に
参加させてくれた上司がいました。
 
不健全信念の塊だった私を
サイモントン先生も、
そこにいるスタッフも
インターンの方々も
皆さんあたたかく、
包みこんでくれました。
 
「あぁ・・・ここでは、
 平気なふりは通用しないんだ」
そう思うと、
涙が止まらなくなりました。
 
泣きながら、過ごしていた
3日目のお昼休みに
北海道の姉から電話が入ります。
 
「お父さんが救急車で運ばれたの。
 今、(実家に)向かっている。
 詳しいことわかったら連絡する」
 
私は「(北海道に)帰った方がいい?」
とたずねます。
姉は看護師です。
「何とも・・・状況がわからないから。
 着いたらまた電話するから」
 
どうしてよいのかわからずに、
私は、午後のレクチャーに参加します。
しかし、ショックで声がでません。
 
この時、インターン席ではなくて、
スタッフ席で参加させていただきました。
守られているような
そんな気持ちになりました。
 
北海道に帰ったほうが良いのか?
動けずにいた私の背中を
押してくれたのは、
インターンのひとりであった、
住職さんでした。
「こういう時は、
 帰ったほうがいい」
私は、プログラムの途中で帰りました。
 
やっと来られた伊豆だったのに、
私にはご縁がなかったんだ・・・
そう思わずにはいられませんでした。
 
2日目のイメージの絵で、
私が書いたのは、父の絵でした。
父が元気にウォーキングをしている姿、
でも、その心臓に真っ黒い爆弾を
書いていました。
 
ファシリテーターは、
「何か心配なことがありますか?」
とたずねました。
 
私は、「いいえ」とこたえました。
今は、毎日元気にウォーキングをしています。
心筋梗塞で倒れたのは
もう30年ほど前のことで、
幼かった私には、それが怖かったので、
病気というと、父の心臓なのかもしれません。
そう笑顔でこたえました。
 
その翌日に、父が倒れました。
まるで、予知したかのように。
 
辛い思いで、
北海道に帰る道々、
もう来ることはないのだろう
そう思いました。
 
そんな私が、
認定カウンセラーになるとは・・・
叡智としかいえないと、
今は確信しています。
 
サイモントン療法を学ぶことで
変化していく私を、
この後もう少し
振り返ってみようと思います。

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