佐藤三佳公式サイト

2021.1.8 | カテゴリ:ブログ

静かなお正月


あけましておめでとうございます。
サイモントン療法認定カウンセラーの佐藤三佳です。
私の住む札幌は、雪の少ない穏やかなお正月でした。
でも寒さは厳しく、最高気温はプラスにならない日々が続いています。
寒くて・・・
換気のために5分間、窓を開けておくのがちょっとつらいのです。
室温はすぐに下がります。
外からの冷たい風が・・・
開けようと思っていた窓が凍り付いていた・・・
そんな日もありました。
 
毎年、姉家族と一緒に姉の家で年越しをしていました。
いつも10人程度が集まって、
夜中までNHKの紅白を観ながら酒を飲んでる人・・・
年越しの時間に合わせて、近くの神社に初詣に出かけていく若者・・・
出かけた若者たちを、姉とおしゃべりしながら待って・・・
そんな毎年の行事でしたが、
今年は母と甥っ子と私、3人の静かな年越しでした。
大学生の甥っ子は、実家の宇都宮に帰省することをあきらめ、
うちにやって来ました。
 
「今年はみんなが集まらないから・・・」と、
姉は3軒分のおせちを作り、大晦日に届けてくれました。
大変だろうから手伝いに行こうか、と提案すると、
今年は12月30日に集まる親戚も来ないから、
準備する時間は十分あるんだよね・・・と、
ただただ、おせちのお重が届くのを待つだけ。
ずいぶん前に買っておいた、三重の四角いお重が役に立ちました。
 
うちで作った物といえば・・・
黒豆となますと、筑前煮だけ。
 
母と二人だけなら、
きっと毎日同じ物を飽きるくらい食べ続けなければならなかったでしょう。
でも、甥っ子がいる、というだけで、
これじゃ足りないのです。
 
この年末年始は、よく働きました、私。
マイペースな甥っ子との共同生活は、
色々な意味で、自分自身を見つめる機会となりました。
どんな時にイライラしちゃうのか、
どうしたら、そのイライラを解消できているのか・・・
 
いつもと違う年末年始の過ごし方をして、
時々遊びに来る甥っ子ではなく、
甥っ子が毎日ここにいるという非日常を過ごし、
「私は、お世話しすぎなんだ」ということに気づきます。
甥っ子の世話をしすぎて、
自分のことを後回しにしすぎて、
結局、自分のことが終わっていかないことにイライラしているのです。
 
コロナ・・・で、外出は近くのスーパーに行く程度で、
ご飯を作って、洗濯して、掃除して・・・
家事に追われて、自分の時間が無い!
そんな風に思い込んでイライラしている自分がいました。
でも、この状況は、自分でつくってしまっている部分もあるのです。
 
去年の右肩の腱板断絶手術を受けた母の腕も、
ずいぶん良くなっていて、
食器洗いは、生活リハビリも兼ねてやれるようになりました。
20歳になった甥っ子は、お酒を一緒に飲んでくれます。
年末のおせちのお重は、作らずとも届きました。
作った料理を「おいしい」と言って食べてくれる人がいます。
ありがたいことは、沢山あるのです。
なのに、イライラすることばかりに目を向けているなんて、
もったいない!!
 
自分をみつめた結果、
相手が気持ちよく動いてくれる言葉がけをしていくことに決めました。
イライラしていることに気づいたら、散歩にでてみるとか・・・
料理するのが楽しい自分を思い出すとか・・・
手抜き料理の方法を駆使するとか・・・
自分のやりたいことを見失わないように、
嫌な感情のままで過ごす時間が少なくなるように・・・
 
一人で出かけた近所の神社で、引いたおみくじは、【大吉】でした。
 学問「安心して勉学せよ」
 願い事「初めは思わしくないが後は必ず良し」
 待人「おそいが来る」
 失物「出にくい 人に渡る」
 商売「あせっては損する」
大吉・・・急がば回れって、ことのようです。
 
2021年、あせらず、ゆっくりいくことにします。

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