佐藤三佳公式サイト

2019.6.27 | カテゴリ:ブログ

『変化を怖れずに成長していく』

おはようございます。

認定カウンセラーの佐藤三佳です。

 

札幌では、

よさこいソーラン祭りが終わりました。

各チーム、鳴子を持って、

一部にソーラン節が取り入れられた

オリジナル曲で踊ります。

踊り子さんたちは、満面の笑顔で、

その笑顔のエネルギーは、

観ている人にもパワーを与えてくれます。

北海道の初夏を彩るお祭りです。

 

よさこいソーラン祭りがおこなわれていた

ちょうど同じ時期に、

私は、伊豆でおこなわれていた

サイモントン療法ベーシックプログラムに

参加していました。

海の向こうに伊豆大島がみえる

伊豆のリゾートホテルでの6日間は、

とても癒されるロケーションの中で、

日常から離れた特別な空間です。

参加される方々がみんなで作っている

あの場のエネルギーは、

いつも強くてあたたかいと感じます。

 

患者さんもサポーターさんも

インターンも、一人一人が

自分のことに真剣に取り組み、

お互いにお互いをサポートしあう

そんなやさしさに包まれた

あたたかな空間です。

今回のプログラムも

本当にやさしい空間でした。

 

その優しい空間の中で、私はふと、

自分がインターンで参加していた頃を

思い出していました。

初めてのフル参加の時に

母に対しての「イライラ感」についての

ビリーフワークを

インターン皆さんの前でおこないました。

 

父が亡くなった後に実家を処分して、

私は母と暮らし始めた頃でした。

母は、父を失った喪失感を抱え、

その想いを娘のお世話をすることで

紛らわせていたのかもしれません。

私は、新規開設の老人施設で

働き始めたところで、

毎日がとても忙しく、

母の話を聞く余裕もない状況でした。

20年近く別々に暮らしていた母娘は、

お互いの生活リズムは違っていて、

それでも、母は自分のペースで

娘のサポートをしようと頑張ります。

 

母は、娘のからだを想い、

せめて食事はちゃんと食べるように・・・

と、どんなに夜が遅くても

食事を作って待っていました。

そして、私が遅くに家に帰ると、

「そんなに働いたら、からだをこわす」

「ちゃんと食べないと、だめだ」

と小言を言い、

その日の出来事を話してきました。

そんなことにイライラしながら、

おこなったビリーフワークでした。

 

デモンストレーションでは、

参加していたインターンたちが

心温まるたくさんの

書き換えの文章を考えてくれました。

娘を思う母・・・

母とはそういうものだ。

 

その結果、右側が膨大になりすぎて、

なんだか、自分を

説得しようとしているように感じて、

ファシリテーターに

シンプルに整理してもらったことを

今でも覚えています。

 

右側は、毎日3回必ず読むので、

言葉が多すぎるのも大変です。

言葉が少なくても、その言葉で

良いイメージがもてるのなら、

シンプルにしたほうがよいのです。

 

その後、2年間の健康プランには、

「周囲のサポート」として

「母との良い関係」と書きました。

近所のスーパーに一緒に買い物にいく

・・・月に1回、そこからの始まりでした。

24ヵ月後、「2年に1回旅行に行く」

これは、車で行けるような

温泉旅行に行くイメージでした。

 

2年間の健康プランに取り組んで、
何度も書き直しながら、
2年後のワクワクをイメージしました。

そしていつしか、
自分へのアファーメーションに
なっていました。

 

現在はというと、年に1回は

一緒に飛行機に乗って出かけています。

昨年は甥っ子のいた岡山県に行きました。

途中、姫路城にはどうしても行きたくて、

かなり気合の入った旅程表を作りました。

その上、母の昔ながらの友人まで連れて

3泊4日の旅行を楽しみました。

 

ビリーフワークをやったほど、

母にイライラしていた私は

そこにはもういませんでした。

 

  
あの頃は

「そうなるといいな」だったのに、
私は自分が思い描いていた以上の

変化を遂げて、今ここにいます。

 

干渉しすぎる母に対して、

世の中のお父さんたちの気持ちがわかる

と言ってしまった、あの日。

インターンの皆さんが、

本当にあたたかく、優しく、

母とはそういうものだと

諭してくれました。

 

時に、変化することに対して

抵抗してしまうことがあります。

どのように変化するのかは

わからないので

不安がともなうことがあります。

 

希望をもって取り組むこと。

必要なことが

必要なタイミングでおこることを

信頼できること。

変化は自分の成長でもあること。

ワクワク感を持って歩んでいくこと。

 

ベーシックプログラムに参加して、

サイモントン療法を通して、

私が学んできたことを振り返りました。

私は、変化を怖れずに

ワクワクしながら、

今もこれからも成長していきます。

 

多くの皆さんに

ぜひ参加していただきたい

プログラムであると、

改めて感じた6日間でした。

 

(2019.6.14 公式メールマガジン第561号より) 

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