佐藤三佳公式サイト

2020.3.11 | カテゴリ:ブログ

《サイモントンライブラリ》  『いのちの勉強』

おはようございます。
認定カウンセラーの佐藤三佳です。

  

私の住む札幌は、今年は雪が少なく、
12月~2月までの降雪量は、
例年の58%という発表がありました。
確かに、雪まつり前までは雪不足で
雪像作りのために100kmほど街から
雪を運んでくるほどでした。
しかし雪まつりの頃に大雪、
3月に入ってからも大雪・・・
記録的に雪の少ない冬、という発表に
随分、除雪にも時間をかけたけど・・・
そんなに少ないか、と思ったほどでした。
記憶って、曖昧なものです。

  

私のおすすめ図書は、
帯津良一先生が書かれた、
『いのちの勉強』です。
サイモントン療法を知ったのと
同時期くらいに読んだ本です。   

   

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死は誕生と同じくらい重要な儀式です。
それも、一生に1回しかないことです。
やり直しがききません。
そんな大切なセレモニーを
恐怖と不安だけで過ごすのは
もったいないことです。
「おめでとう」とこの世に迎えられるように、
「ご苦労様」と笑顔であの世へ
送ってもらえるような死に方ができれば、
それは最高の幸せと言えるのでは
ないでしょうか。(本書より)
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久しぶりに本を開くと、
帯津先生のサインがありました。
この本に出会った頃、
期間を空けずに2回ほど、
帯津先生のお話を伺う機会がありました。
とても親しみを感じる佇まいで、
「いのち」のお話を優しく語られていました。

  

同僚が23歳という若さで亡くなってしまう、
そんな経験をした後にこの本を読みました。
前日まで元気だったその同僚と、
「また明日」と笑顔で手を振って別れたのに、
その明日は、望まない形でやってきました。

  
   

限りある命を考える、
その限りある日々を、
苦しいことを考える時間を多く過ごすのか、
喜びや幸せを考える時間を多く過ごすのか。    

   

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いずれ人は死ぬのです。
死はあらゆる人に平等に訪れますが、
私たちはそれに気づかないふりを
しているだけです。
(中略)
今生きている人生の前にも後ろにも、
生命の営みが脈々と受け継がれていることが
わかるからです。
そして、死を恐がらなくなると、
限りある生を大切にし、
今を意味あるものにしようという意識が
芽生えてきます。(本書より)
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先に逝った先達たちが、
いつでも見守ってくれています。
私が、その日を迎えるときに、
おみやげ話を持っていけるように、
今を意味あるものにしようと、
思うようになる、きっかけとなりました。 

  

生き方がちょっと変わるような、
気づきをくれる本です。

   

サイモントン療法協会公式メールマガジン
2020.3.10【第608号】より

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