佐藤三佳公式サイト

2021.3.2 | カテゴリ:ブログ

身体からのSOSの声


こんばんは。
札幌在住、認定カウンセラーの佐藤三佳です。
北海道の春はまだちょっと遠く、
吹雪いてホワイトアウトになってしまう日もあります。
テレビの中継で、桜や菜の花の風景がうつると、
もう春が来ているのだなぁ・・・と、
季節の違いに驚いてしまいます。
春が待ち遠しいです。
 
季節が立春を過ぎた頃、
私の身体に異変が起こりました。
 
初めは、ただ背中から肩にかけて、
重だるいような、鈍く痛いような・・・
そんな感じでした。
年齢的に考えると、五十肩か??
これがそうなのか?
と・・・思っていました。
 
鈍い痛みを我慢すること、3日経過したころ、
圧痛があった腕の内側に水疱と発疹が出現し、
まさか・・・帯状疱疹か?と思って皮膚科を受診しました。
 
「あ~あぁ、帯状疱疹だね。」
やはり、そうでしたか・・・。
原因がわかって、安心したのはその日一日だけで、
翌日は、起き上がれないほどの痛みがありました。
それでも、薬が効き始めたのか、
日に日に動けるようになっていきました。
 
動けるようになってくると、
いつもの生活に戻ろうとしていました。
痛いなぁと思いつつ、
「痛い、痛い・・・」とつぶやきつつ、
いつも通りのことを、
やるのが当たり前だと、思っていました。
 
帯状疱疹の薬をのみはじめてから、
5日目の夜、発熱しました。
翌日には、皮膚科に受診することになっていました。
 
この時期に発熱があったら、病院には行けません。
その日の日中も熱は38度以上、
入り口でお断りされるような発熱でした。
でも、薬は5日分しかでておらず、
とりあえず、電話をして、
薬だけ処方してもらって、
家の近くの調剤薬局で受け取れるようにしてもらい、
母に取りに行ってもらいました。
 
それから徐々に、
身体の内側からの痛みが軽減し、
表面的なピリピリとした痛みが不規則的に続いていました。
それで、あとは良くなっていくのだろうと、
勝手に思っていました。
 
皮膚科の受診をしたときに、
受けた説明は、次のようなものでした。
 
①過去に水疱瘡になったことがある人は、
3人に1人帯状疱疹になります。
②眠っていた水疱瘡のウイルスが、
免疫力が下がったときに悪さします。
③ウイルスから神経を伝って皮膚に現れますが、
神経は分断されてしまうので、痛みだけ残ります。
④その神経をちゃんと修復してあげないと、
また帯状疱疹になりますよ。
 
帯状疱疹は、身体が弱ったときにでてくるもの、
とても痛いもの・・・そんな認識がありました。
まさか、自分が・・・とは思っていませんでした。
身体が弱っている自覚がなかったのです。
 
痛くて動かせない身体に向き合いながら、
ちょっと自分を振り返ってみました。
 
発症前、かなりイライラしていました。
自分の事も、家族の事も、
思った通りに行かないことが多く、
ため息をつきながら、
我慢し続けていました。
 
いつのまにか、
『私ががまんすれば・・・』とか、
『私がなんとかしなくちゃ・・・』とか、
以前よく苦しんでいた思考に偏りつつあったのです。
『イライラしてるのは、人間できてないんだ』とか。
 
身体はSOSを出しているのに、
頑張ろうとしている自分がいて、
強制的に休息を与えたようです。
 
ちょっと、身体が動くようになったら、
すぐに動き回ってしまう・・・
でも痛みがストップをかけてきます。
 
皮膚科のドクターの言葉が、耳に残っています。
『ズタズタに切れた神経は、一日に1ミリくらいしか修復しない。
今ちゃんと修復しておかないとダメだよ』
 
まだまだ、自分に優しさが足りないのかな・・・
春になるまでに、
帯状疱疹も治っていたいなぁ・・・
そんなことを願っています。

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