佐藤三佳公式サイト

2016.2.29 | カテゴリ:ブログ

医療の場と生活の場

雪景色2
こんばんは。
札幌市在住のサイモントン療法認定カウンセラーの佐藤三佳です。
このサイトにアクセスしていただき、ありがとうございます。
 
今夜・・・北海道では、
『数年に一度の猛吹雪のおそれ、厳重に警戒を、外出は控えて』
という速報がでております。
北海道といっても広いので、
北海道の中のどの地域で、このような警報がだされているのかで、
私の住む札幌に影響があるのかないのか、変わってきます。
 
今夜の札幌は、大雪の予報で・・・
吹雪よりも、除雪の方が心配です。
予報がハズレてくれることを願うばかりです。
 
先日、ある講演会に参加しました。
テーマは「高齢者の栄養管理と地域における取り組み~在宅栄養管理の重要性~」
特別養護老人ホームで管理栄養士である私に、必要なテーマなのかどうか??
と思いつつも、参加してましたが、
とても良いお話を聞くことができました。
 
在宅医療の中では、
「医者がいる時間だけ医療の場、その他の時間は生活の場」
と説明されていました。
病院と施設の違いを説明するときに、
「病院は治療の場、施設は生活の場」と言っています。
生活の場で大切なことは、楽しみを実現できることなのですが、
『食事・食べること』が一番の楽しみだと
言われる方が、とても多いのです。
 
「食べること」の意義とは、
〇楽しみ、生き甲斐と社会参加の支援
〇生活の質の改善
 「食べること」に伴う生活機能の向上
 コミュニケーション
 生活のリズム調整
〇低栄養状態の予防と改善
 ⇒結果 『自己実現(やりたいことをすること)』 
 
講師は、地域で信頼されるホームドクターを理念とされている、
元外科医だったというドクターでした。
『在宅医療を希望される方から、
生きる目的や希望をできるだけ聞き出す、導きだす』
『どのような方法を患者や家族が選んだとしても、
しっかりと最後まで支える』
『目的は患者や家族の思いをかなえること』
 
 
カウンセラーとしての私と、管理栄養士としての私、
どこか別々に存在しているような感覚があり、
それをどうやって近づけられるのだろうか、と思っていました。
 
心配することはないのです。
目的は、患者さんや家族の思いをかなえること。
普通の栄養士じゃないけれど、それでも良いのです。
そんな思いを強化することのできた、講演会でした。
私のできること、一歩一歩。
 
 
明日から3月。
一冬に降る雪の量は、だいたい同じだと言われています。
今年は、雪が少ないと言われていましたが、
ここ数日で、一気に取り戻しています。
ちゃんと帳尻が合うのですね。

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