2015.1.23 | カテゴリ:ブログ
きりんの話
みなさん、こんにちは。サイモントン療法認定カウンセラー札幌の佐藤三佳です。
1月17日から2日間、神戸で行われているサイモントン療法関西インターンプログラムに参加してきました。参加されているインターンの皆さんが、真摯にプログラムに取り組まれている姿に、私は大きな刺激を受けました。大震災から20年という特別な日に集まった魂が、その場でなければ語られないような特別な空間を作っている、そんな目に見えない力を感じました。その力は、とても力強くて、とても優しく私たちを包み込んでくれるような不思議な力でした。一緒にあの時間を共有していたくださった皆様、本当にありがとうございました。
神戸で一日フリーな時間があり、私は『王子動物園』に行きました。
こちらの動物園には、パンダもコアラもいたのですが、私の目的は『キリンを見ること』でした。
キリンいました!マサイキリンの未来(みらい)ちゃん、女の子でした。
なぜ、こんなにキリンが好きなのか・・・あれは、3年前の夏の話です。
ある日突然、車通勤の私の通勤路にキリンが現れたのです。通勤路脇の土地にサーカス小屋がたち、そのサーカスは動物たちが多数出演していました。ホワイトライオン、ゾウ、シマウマ・・・そしてキリン。他の動物たちは、小さいので、道路からは見えないようになっているのですが、キリンだけは周りに張っている幕の中には納まりません。通勤路にキリンが現れるなんて・・・なかなかできる体験ではありません。
朝、キリンに会えたらとてもワクワクした気分で仕事をすることができました。
休みの日にもわざわざ、その道をドライブすることもありました。キリンが私の喜びリストに加わったのです。
キリンが自分のことを見守っていてくれるような、そんな気持ちになりました。
キリンが私の前に現れる2週間ほど前、私は9年間一緒に過ごした、最愛のペット、セキセイインコを亡くしました。セキセイインコの寿命は7年程度と言われていて、9年というのは大往生でした。セキセイインコと遊ぶことが、私の一番の喜びだったので、わかってはいても、大きな喪失感がありました。
しかし、キリンが現れてからの私は、もうキリンに夢中で、喪失感さえも忘れていました。
いつもキリンが私のことを見てくれているように感じていたある日、キリンの頭の上に私のセキセイインコがとまっていて、私の方を見ているような錯覚を覚えます。彼は「大丈夫だよ」と私に語りかけてくれているようでした。この世に姿が見えなくなっても、魂はいつもそばにいるのだと信じられる出来事でした。
それ以来、キリンにすっかり魅せられています。
・・・それが高じて、サイモントン療法で出会う仲間から呼ばれたいニックネームを『みかりん』にしてしまいました。
肉体が無くなった後も魂は、自分の好ましい形で続くと信頼できると、気持ちが強くなる気がします。