佐藤三佳公式サイト

2016.1.17 | カテゴリ:ブログ

2016年始まりました!

キリン
札幌在住の認定カウンセラーの佐藤三佳です。
2016年が始まってから日が経ちましたが、
改めまして、今年もどうぞよろしくお願いします。
新しい年もまた、日々、小さな幸せを見つけながら過ごせますように。
 
1月になると、私は大切な友人の事を思い出します。
彼女とは幼稚園からの幼なじみで、
成人式にも一緒に参加しました。
 
彼女は37歳という若さで、突然、脳梗塞で逝きました。
訃報を聞た後も、信じられない、
信じたくないという思いが強く、
彼女の死をなかなか受け入れられませんでした。
 
『どうして、もっといっぱい会わなかったのだろう。
 話したいことはたくさんあったのに・・・』
頭の中は後悔ばかりでした。
 
なかなか都合が合わず、
いつも「今度ゆっくりね」
そんなやりとりが続きました。
 
彼女は忙しい人でした。
看護師として働き、夜勤の業務にも就いていました。
その上、休みの日には、
ご主人が経営している飲食店の手伝いをしていました。
一日にどれくらい働いてるの?と尋ねると
「24時間以上!」と笑いながら答えました。
 
私がサイモントン療法を学ぶようになってからは、
彼女が私のイメージの中に、よく登場するようになりました。
 
彼女は頑張りすぎたのでしょう。
年齢的にも、看護師としては中堅どころで、
身体的にも精神的にもきつくなっていた頃。
それでも、休みの日にはお店を手伝っていた・・・
「誰かを雇えば、お金がね・・・(笑)」
彼女はいつ、休んでいたのでしょうか。
 
私にとっては突然だった彼女の訃報ですが、
彼女自身には、病気のメッセージがあったのだろうと思います。
彼女は、幼いころから風邪もひきやすかったし、熱もよく出していました。
何らかのメッセージはあったはずなのに、
休みたがっている身体に、鞭打って働いていたのではないでしょうか。
 
無理するなと、もっと強く言えばよかった・・・
そんな後悔ばかりがでてくるのに、
彼女のことをイメージする時、
現れる彼女は、なぜかいつも笑顔です。
 
『また新しいこと始めたんだね』
彼女はいつも私にそんな言葉をかけてくれました。
好奇心旺盛で、何か新しい事を始める私。
なのに着地点がわからなくていつも迷っている私。
そんな私をいつも優しく見守ってくれていました。
今もそうなのです。
 
『人生何が起こるかわからないから、
 今を大事に生きればいい』
そう教えてくれているように、今は感じます。
私の人生に、彼女は笑顔を送り続けてくれています。
 
彼女は、いつも私を見守ってくれていて、
『大丈夫』『頑張れ』と無条件に応援してくれています。
そんな想いを持ち続けられる、こんな安心感はありません。
 
サイモントン療法の死生観のトピックの際は、
彼女は、一層ニコニコ顔で登場です。
 
私たちは会えばいつもお互いの近況報告をして、
一緒に喜んだり涙したりしていました。
 
彼女への弔辞で送った言葉は、
『私が逝ったら、ゆっくりとおしゃべりしましょう
 その時まで待っていてください』です。
 
私が私の人生を幸せに生き抜き、楽しい話ができることを
彼女も私も心待ちにしているのかもしれません。
 
私が逝くときには、彼女が笑顔で迎えに来てくれます。
このイメージは揺るぎません。
その日まで、私の人生を幸せに精一杯生き抜こう、
そんな新たな決意をくれる、1月です。

  • お問い合わせ お気軽にご質問ください
  • サイモントン療法協会 公式メールマガジン購読申込み

facebook

twitter