佐藤三佳公式サイト

2018.7.23 | カテゴリ:ブログ

捉え方で感情は変えられる


札幌在住、認定カウンセラーの
佐藤三佳です。
 
西日本の大雨により被災された皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。
甚大な被害のニュースに
悲しみがこれ以上続きませんように・・・
と、祈っています。
 
梅雨がない北海道ですが、
『蝦夷梅雨(えぞつゆ)』
といわれる時期があります。
雨の日が続くことも多くなり、
ジメジメした天気が続きます。
この蝦夷梅雨は、
オホーツク海高気圧の
冷たく湿った空気の影響で起こるため、
ジメジメしているのですが、
それほど気温が高くありません。
日照不足だったり、低温に悩まされたり、
7月だというのに、
最高気温が15度・・・という、
信じられない現象が起こるのです。
(先日そうでした)
 
最近、捉え方が変わることで、
気分が良くなったという経験をしました。
その経験を綴ってみます。
 
先日私にちょっとした不運が
立て続けにおこりました。
 
ある朝、訪問先に自分の車で行くか、
公共の交通機関を使って行くか、
ちょっと迷いました。
訪問先の駐車場は
停められる台数に限りがあるのです。
 
結局、車で行くことにしましたが、
悪い予感は当たってしまいます。
訪問先の駐車場に停めることができずに
近くの商業施設に向かいました。
 
週末は込み合っている駐車場ですが、
平日の午前中なので、空いています。
この駐車場を利用するのが初めての私は、
なんとなく、地下駐車場方向にハンドルを
きってしまいました。
屋上なら空いていたのに、地下は「満車」。
駐車場は一方通行になっているため、
戻ることができず、待つしかありません。
選択を間違ってしまった、そう思いました。
 
「満車です。しばらくお待ちください」
器械音でアナウンスが何度も流れました。
しかたがないと思いつつも、
時間は長く感じます。
10分ほど待ったでしょうか。
やっと、ゲートが開きました。
不運が続いたなぁ・・・。溜息まじりで
商業施設の出入口に足早で向かいました。
 
その出入口で、偶然が起こります。
10年ほど前に働いていた時のお客さまに
そこでばったり出会ったのです。
その商業施設にはいくつか出入口があり、
私が訪問先に行くには、違う出口の方が
好都合でした。
しかし、自然とその出口に足が向いていて、
何かそこを通らなければならない気がして、
そこで、懐かしい出会いがありました。
「あら~元気だった?」
「会えてうれしいわ」
心があたたかくなる短い会話がありました。
 
その偶然が、それまでの不運な出来事を、
『これも叡智だった』
という思いに変えてくれました。
どんよりと重かった気分が、
軽やかな明るい気持ちに変わりました。
 
私にとっての不運な出来事
・駐車場が空いていなかったこと
・商業施設の地下駐車場を選んだこと
・『満車』で待たされたこと
この不運がつづいている間は、
イライラがどんどん募っていきました。
しかし、偶然の素敵な出来事が起こると、
この瞬間のために時間を費やしていた、
『繋がっている』と感じられるように
なっていました。
 
出来事が変わったわけではありません。
考え方が変わることで、
それまでの嫌な感情さえも、
軽やかな気分に変えてくれることを
体感しました。
 
ついつい、目の前の事象に、
意味づけをしてしまいそうですが、
ただの出来事です。
起こった出来事をどう捉えたのか、
どんな風に考えたのか、
それによって感情は変わります。
過去に持ったイライラの感情さえも、
後に起こった素敵な出来事のおかげで、
すっきりすることもあるのです。
 
嫌な感情に捉われすぎていると、
視野が狭くなりすぎて、
素敵な出来事をも見逃してしまうことに
なるかもしれません。
嫌な感情に捉われすぎないということは、
自分の心の平穏を保つためにも必要です。
 
自然の猛威に翻弄された時、
自然の力の大きさや恐ろしさを
まざまざとみせつけられます。
一個人の問題ではなく、
自然の調和が乱れていることを
教えられているような気がします。
 
自然災害のニュースが流れて、
気持ちがザワザワと
落ち着かない時があります。
心配するばかりで何もできないと
無力感を感じてしまうことがあります。
でも、祈ることはできます。
どうか、どうか、
これ以上被害が広がりませんように。
被災された皆様の日常が、
一日も早く取り戻せますように。

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