佐藤三佳公式サイト

2015.2.23 | カテゴリ:ブログ

学校給食が果たす役割

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こんばんは。
札幌在住のサイモントン療法認定カウンセラーの佐藤三佳です。
このサイトにアクセスしていただき、ありがとうございます。
 
今日の札幌の最高気温は7℃だったようで・・・
北海道に住む私たちにとって、2月にこの気温は驚きです!
3月末~4月上旬の暖かさです。
しかし、このまま冬が終わらないのだろうなぁ・・・
となんとなく、警戒心を高めている、そんな感じでしょうか。
 
先日、ある研修会に参加しました。
講師は、道東の置戸町というところで、
長く学校給食に携わっていた管理栄養士さんです。
 
NHKのプロフェッショナルの番組にも登場した、
とても有名な方で、
この先生の話が聞けるからという理由で、
参加されていた方も、多かったようです。
 
「数字合わせの栄養管理でよいのかに疑問を持ち、
 数字が5や10違っていても、どうってことないと思うようになった」
というお話から始まりました。
 
私はこの部分に共感を覚えました。
というのも、
私自身が、病院勤務の頃に、
「こんな、数字合わせの食事でよいのか?」
という自分の中に芽生えた疑問を取り除くことができず、
最終的には、先輩栄養士との考え方の相違の溝が埋められずに
『辞める』という選択をしていたのです。
 
今考えると、病院というところは、
「治療の場」ですから、病気を治すためなら、
ある程度厳しい食事制限は、あって良いところなのだと思います。
 
しかし、家庭や学校給食では、
そんなに厳しい食事制限、栄養価の細かい管理は必要ないのでは?
「おいしく」「楽しく」そういうことなのだと思います。
先生曰く、「給食は、学校で食べるお昼ごはん」
ただそれだけなのだそうです。
 
学校給食の栄養士は、リタイヤされましたが、
現在「食のアドバイザー」として、教育委員会で働かれている先生。
 
学校給食を通して、お母さんたちに、
色々なメッセージを送っているそうです。
 
「地元の旬を伝える」
地元の農家さんから、食材を購入し、
その時期に一番おいしいものでお料理をつくります。
 
好き嫌いの多い子供たちに、どんなふうにしたら食べてくれるかを
工夫します。
家では食べない食材も、給食なら食べてくれることも多々あるようです。
お母さんたちには
「嫌いなものがあっても、食卓から無くさないでほしい」
とお願いするそうです。
 
調理方法を変えたら、食べられるものもあり、
少しだったら食べられるものがあり、
お友達がおいしそうに食べているから、
食べられるようになるものもあります。
だから、あきらめてはいけないのです。
 
もう一つ、化学調味料には頼らない給食づくりです。
おいしい本物のみりんを使う、
おいしい本物の味噌を使う、
おいしい本物の塩を使う。
 
私たちの身体は、私たちが食べたものからできている。
子供たちが、成長していく過程で、
学校給食は大きな役割を果たしているんだということを
改めて実感するお話でした。
 
自分が良いと思うことを自分の人生に取り入れていくこと、
大切ですね。

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