佐藤三佳公式サイト

2020.7.20 | カテゴリ:ブログ

このタイミング・・・


こんばんは。
サイモントン療法認定カウンセラーの佐藤三佳です。
私の住む札幌は、
北海道らしい、過ごしやすい夏となっています。
夜になると涼しい風が吹いています。
 
現在、日々家事を頑張っています。
というのも・・
私と母の同居が始まったのが、2007年のこと。
父が亡くなり、
母の居場所をつくろうと、
台所を開け渡しました。
 
私のキッチン用品は、どんどん片付けられ、
母のやりやすい道具達が並んでいました。
そして、母の好きなように
台所を使っていました。
 
その母が、
先月、右肩の腱板断絶の手術を受けました。
4週間の入院を強いられ、
退院はできたものの
毎日リハビリに通う生活となりました。
 
職場を退職したての私は、
リハビリの送迎と、家事に追われる日々となりました。
 
思い返せば・・・
先月辞めた職場に入職した当時、
父が入院していて、
病院に、毎日面会に行っては、
洗濯物を持って帰ってきて、
沢山のタオルを洗っていました。
 
そして、退職の時には、
母が入院していて、
コロナ禍で面会はできないものの、
週に2回ほど、洗濯物を届けたり
受取って帰ってきては、
せっせと洗濯をしていました。
 
利き手が思うように動かないジレンマと戦っている母。
私ができるのは、ご飯をつくったり、
洗濯したり、掃除をしたり、
家事全般を引き受けることでした。
 
着替えがうまく出来ないときには、手伝ったり。
入浴の際には背中と腕を洗うのを手伝ったり。
 
父が入院中に取得した、ヘルパー2級の介護の資格は、
父のためには使えなかったけれど、
今、母の生活のお手伝いに使えています。
まさか・・・
こんな形で役にたつとは。
 
利き手が使えないと、箸が使えません。
左手で、スプーンとフォークを使って食事です。
左手だけで食べられるように、
食材の大きさや切り方をちょっと工夫して・・・
ここでは、栄養士の知識を発揮。
 
母の生活を支えるには、
今このタイミングでなければ
できなかっただろうと思います。
 
13年前に新設の施設で働きはじめた私は、
家の事も母の事もそして自分の事も
顧みる余裕はありませんでした。
そんな時、私の生活を支えてくれたのは母でした。
食事のことは特に、気を遣ってくれました。
 
きっと・・・
私ができるタイミングで、
母の生活を支える期間がやってきたのでしょう。
もしも、仕事をしていたら、
こんなに気持ちに余裕は持てなかったでしょう。
 
リハビリのおかげで、
日々、良くなっているのがわかります。
少しずつ、出来ることが増えていくことに
喜びを感じます。
時々、母の言動にイライラしたり
してしまうこともありますが、
まぁ、なんとか穏やかな日々を過ごしています。

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